日本を旅する

日本の文化に興味を持っている。そのため「47都道府県制覇」が、ライフワークのようになっていた。日本列島の白地図をひとつずつ塗りつぶしていった。幸いなことに、地図はすべて塗りつぶされている。

各地のいろいろなものを見てきた。その経験から、このブログの記事では、比較をするなど横断的に紹介できればと考えている。東京の祭りの記事に、地方の祭りの写真が入り込むのもこのためだ。

時期によって、カメラで熱心に写真を撮ったり、あるいはまったく撮らなかったりした。それでも、旅にはカメラがつきものだ。

注)このページの写真は拡大できる。

カメラ遍歴

父の影響で、中学生の頃にカメラに興味を持った。フィルム、デジタル、一眼、スマホ、いろんなカメラを使ってきた。今まで使ってきたカメラを紹介することで、私のプロフィールとしたい。

フィルムカメラ

  1. OLYMPUS OM-30(一眼レフ)
  2. OLYMPUS OM-2 SPOT/PROGRAM (一眼レフ)
  3. CONTAX G1(レンジファインダーカメラ)
  4. LOMO LC-A(トイカメラ)
OLYMPUS OM-30(一眼レフ)

父は、オリンパスユーザーだった。そのため、父のお下がりの一眼レフOM-30で撮っていた。デジタルではなく、フィルム。私もまだ、初心者。このカメラで撮った、なんだか地味で、のっぺりした写真が不満だった。友人たちの持っていた、NikonやCanonに憧れた。

ただ、私はこのカメラで写真を学んだ。ある意味、このカメラで感じた不満こそが、その後の写真の感じ方に影響を与えているかもしれない。

OLYMPUS OM-2 SPOT/PROGRAM (一眼レフ)

そのうちに、父からOM-2 SPを譲り受けた。このカメラでは、落ち着いた繊細な雰囲気の写真が撮れた。初めての海外旅行や、CDブックレットの写真もこれで撮影した。

注)当時、WEBに掲載していた写真がきっかけで、CDブックレットの話が来た。ジャケット以外の写真を撮影。

OLYMPUS OM-2 SPOT/PROGRAM 写真・作例

ため息橋の写真は、ゴンドラに揺られて撮っているのでブレている。フィルムカメラは、ISOが固定——ISO感度は使うフィルムで決まる——なので、暗いとすぐブレる。

イタリアのトンネルの写真もフィルムカメラの特徴が出ているかもしれない。フィルムは、白いところは飛び、黒いところはつぶれる。このダイナミックレンジの狭さもフィルムの特徴だ。でもそれだけにコントラストの効いた写真であるとも言える。流石にトンネルのような状況では、今のデジカメでも、多かれ少なかれ、こんな感じになるかもしれない。

注)最近のカメラやスマホには、露出を変えた画像を合成するHDRという機能もある。これを使うと、白とび、黒つぶれしない。

最後の木と建物の写真は、わざとピントをボケさせて撮っている。この頃のカメラは、オートフォーカスではない。ピントは自分で合わせる。レンズのフォーカスリングを回して。ワザとボケさせて撮ったり、あえてファインダーを覗かずに撮ったりしたこともある。

デジカメはカメラやアプリの機能で表現を考えるが、フィルムカメラでは物理的に工夫した。

CONTAX G1(レンジファインダーカメラ)

社会人になり、初めて自分でカメラを購入した。CONTAX G1。一眼レフではなく、レンジファインダーカメラだ。これは、気に入った。カールツァイスレンズによる写真の出来栄えに惚れた。独特な品格のある「作品」になるのだ。また、対象に求心してゆくような一眼とは違う、シーンを切り取るようなレンジファインダーにも魅了された。

注)レンジファインダーカメラとは、「フレーミング用」と「距離測用」の二つのファインダーがある二眼式カメラ。ファインダーで覗く画像と実際に撮れる写真とはちょっとズレる。こういった機器の構造にも、惹かれてしまうものだ。ボディは薄く、レンズも短い。いわゆるクラシックな「ライカ」もこのタイプだ。

注)コンタックスとは、もともとカールツァイス(ドイツ)とヤシカ(日本)の共同会社。のちにヤシカは京セラに買収。この頃のコンタックスは、京セラが引き継いでいる。さらに、2005年に惜しくも事業は終了した。

この頃は、旅に出ていない。仕事のため、精神的にも旅に出るような余裕がなかったかもしれない。この頃はポートレートを撮っていた。つまり、彼女の写真。

個人的な好みかもしれないが、ツァイスに女性は合わない。彼女が笑っていても、どこかシリアスな画になる。柔らかみが出ない。そこで、これを買った。

LOMO LC-A(トイカメラ)

LOMO(ロモ)とはロシアのカメラメーカー。LC-Aは、よくもわるくも、カメラの精度がよくない。ボディはプラスチックだ。しかし、思いも寄らない「味のある」写真が撮れる。国外で人気を呼び、日本でも2000年代には、結構人気だった。

写真の周辺の色が変わったり、彩度が不自然に上がるような不思議な写真になる。今のインスタで女の子が喜びそうな風合いの写真とも言える。

注)CONTAX G1とLOMO LC-Aの写真は、ほとんど残っていない。また、個人的なポートレートなので、掲載はちょっとできない。あしからず。

デジタルカメラ

  1. Nikon D80(一眼レフ/APS-C 1020万画素)
  2. Apple iPhone 4S(スマホカメラ)
  3. SONY Xperia Z Ultra(スマホカメラ)
  4. SONY RX100M5(コンデジ/1インチ 2100万画素)
Nikon D80(一眼レフ/APS-C 1020万画素)

デジタルカメラの一眼レフを買った。Nikon D80。センサーはAPS-C、1020万画素。憧れのNikon。しかしながら、期待していたより、そのままの仕上がりが少しもの足りなかった。個人的な好みの問題だが。

「鮮やか」のモードを使うと、メリハリがついたので、その設定で使っていた。思い描いていたNikonの落ち着いた男らしい写真ではない。でも、ちょっと色味が派手だが、なかなか発色の強い感じの写真が撮れた。どうだろう。

Nikon D80 写真・作例

ただ、「鮮やか」モードにすると、赤がケバケバしい。夜のお祭りを撮ると、みんな赤い照明に照らされているようになってしまう。私は、日本の夜祭りが一番撮りたかったので、ちょっと残念だった。なお、この頃、写真をレタッチする意識も意欲もなかった。

クセを感じつつも、黒にかけてグッと深く締まるような画は気に入っていた。しかし、今のようにミラーレスではないので、ボディが大きい。ちょっと出かける時、旅行にも持って行くのが、そのうち億劫になってしまう。なぜなら、もう一台「カメラ」を持っていたから。

Apple iPhone 4S(スマホカメラ)

いつの間にか、iPhoneで写真を撮るようになった。実際のところ、iPhoneの写真は日常的なスナップとして、それなりに満足できるものだった。常に持ち歩いており、手軽に撮れるのがよかった。

Apple iPhone 4S 写真・作例

スマホはカメラの概念を変えた。全自動のコンパクトカメラや「写ルンです」もあった。しかし、カメラはすでに誰もが手にしている。もはや、誰でも、蛇口をひねって水をだすように、ごく自然にシャッターを切る。

SONY Xperia Z Ultra(スマホカメラ)

現在では、SONYのXperiaを使って写真を撮る。Xperiaシリーズは、写真性能が高いのだが、この機種は写真はそれほどでもないだろう。それでも、カメラ以外の用途を優先しているために、カメラとしても使わざるを得ない。このブログに参考として登場する写真もこのXperiaで撮ったものが多い。

SONY Xperia Z Ultra 写真・作例

確かに、色味も描写も薄い。ただ、ここに挙げたのは、スマホならではの写真だ。

函館のラッキーピエロ前の吹雪いている写真。これは一眼では撮れない。いや、撮らないか。この状況で一眼を取り出す人は珍しい。(最近のカメラには防滴性能があるが)防水性能がある、操作の手軽なスマホならではの写真とも言える。

スカイツリー展望台で手前に人がいる状況、犬山城の小さな天守閣で他の観光客のいる状況。意外にこれらもスマホならではの写真だ。ゴツい一眼のファインダーを一心に覗き込んで撮る。これができない状況というのがある。

SONY RX100M5(コンデジ/1インチ 2100万画素)

そして、動画を撮るために、SONY RX100M5を購入。コンパクトデジタルカメラ。レンズはカールツァイス。ほとんど写真機としての用途では、使っていない。動画を撮っていると、写真まで撮る余裕がないのだ。

SONY RX100M5 写真・作例

写真を試し撮りした感じはなかなか。「CONTAX G1の仕上がり」と「LOMOの手軽さ」を、自分は理想として求めていたのだ、とあらためて感じた。

硬さのあるシャープな描写力は素晴らしい。しかし、1インチセンサーの宿命だろう、(センサーの大きなカメラと比べれば)色味が浅くちょっと気になる場合がある。スマホの写真のような色の薄さを少し感じてしまう。ならばということで、モノクロにすると、クールだ。

あと、ファインダーを覗いてじっくりと写真を撮るには、小さすぎて、肩が凝りそう。ポケットに入る携帯性は抜群だが。悩ましいところだ。

私は「動画用」として使うので、問題ない。カメラはジンバルに載っているからだ。

追記)ポップアップファインダーは、晴天時、背面モニタが光を反射して見づらい際に使うと便利だ。「ああ、そうか、こういう時のために使うのか」と納得した。

カメラ遍歴のまとめ

いくつかのカメラを使ってきた。カメラとの相性というのは重要だ。それは、どんな学校や会社に行くか、どんな人と付き合い結婚するか、ということに似ているのではないか。人の感性は、カメラによって微妙に違ったものになるかもしれない。

この2枚の写真は、今でも強く印象に残っている。これは三重県 鳥羽湾の朝焼けだ。旅館の窓から撮った。この旅では、ガラケーで写真を撮っていた。自分のそれまでの人生の中で、これほど美しい景色を見たことはなかった。刻々と色彩が移り変わってゆくさまに、見惚れた。

「カメラの性能なんて関係ないよ」と言いたいわけではない。やはり、高価なゴツいカメラはいい。描写力が高い。でも、どんなカメラでも、対象に対する感覚的な感動が大事だなと。心が柔軟でないと、撮れないかもしれない。

人生とブログ

今、25コンテンツ(動画・記事)を過ぎたところだ。1年間50コンテンツが目標だ。2019年7月あたりでこのブログをやり始めてから1年となる。そこまでは、東京を中心にやろうと決めている。以後も、東京が多いだろうが。

1年を過ぎてから、ペースを落とすなり、様子を見て、何らか変えるかもしれない。このブログのアクセス、動画の再生数、YouTubeチャンネル登録者数を考慮に入れて。

ブログは、今までにもいくつかやっている。ちょっと大げさに聞こえるかもしれないが、自分の人生で得たものをブログに表現しているつもりだ。ブログが、ちょっとでも、人の役に立ったり、楽しんでもらえれば、自分の人生も価値あるものではないか。そう考えている。

ブログ執筆者

日本の文化が好きで、47都道府県すべて旅している。美しく、おもしろい、日本の風景を見にゆく。