500個の風鈴の音を聴く in 池上本門寺

500個の風鈴の音を聴く in 池上本門寺

500個の風鈴の音を聴く——

これは動画のためのタイトルではない。イベントの名称なのだ。このイベントは、東京都大田区にある日蓮宗大本山 池上本門寺で、毎夏、開催されている。

池上本門寺(いけがみほんもんじ)といえば、毎年10月に開催される御会式(おえしき)が有名だ。数十万人もの人が訪れる大きなお祭りである。

この「500個の風鈴の音を聴く」は、おそらく近くに住む人くらいしか訪れない、ひっそりとしたイベント。それだけになんとも風情がある。

境内に入ると、整然と吊るされた風鈴が迎えてくれ、心地よい風に夏を感じる。

この動画では、最初から風鈴の音を収録しようと心積もりしていた。そうして、動画編集の段になると、あらためて気づいた。さまざまな音が聴こえてくるのだ。

蝉の声、手水舎(ちょうずしゃ)の水音、読経(鳴り物の音も聴こえる)、そして風鈴の涼やかな音色。

映像とともに音も楽しんでもらいたい。

池上本門寺の一年

池上本門寺の一年

池上本門寺では、四季を通じてさまざまな行事がある。

  • 1月 初詣
  • 2月 節分・豆まき(有名格闘家も多数参加)
  • 4月 春まつり(五重塔が開く)・マラソン大会
  • 5月 松涛園公開(年に一度)
  • 6月 キャンドルナイト
  • 7月 ほうろく加持(頭の上でも草をたき、頭痛よけ、暑中の息災を祈る)
  • 7月 500個の風鈴の音を聴く
  • 8月 みたま祭・盆踊り
  • 10月 お会式
  • 10月 お風入れ(宝物殿)

これ以外にも、たくさんの行事がある。上にあげたものは、個人的に印象深かったもの。

先にも紹介したが最大の行事は、お会式だ。日蓮上人が入滅された10月13日にあわせて行われる。特に12日の万灯練り供養は、毎年30万人を集めるほど盛大。東急池上線 池上駅から池上本門寺まで、街は人で埋まってしまう。縁日の屋台も参道に沿って数えきれないほど並ぶ。

この祭りは「南無妙法蓮華経」と書かれた太鼓を打ち鳴らし、日蓮宗独特の賑やかさがある。

池上本門寺の行事は、折にふれ、このブログで取り上げていくつもりだ。

長崎平和祈念像をつくった彫刻家による日蓮像

長崎平和祈念像をつくった彫刻家による日蓮像

この日蓮像は、彫刻家 北村西望(きたむら せいぼう/1884年~1987年)によるものだ。北村西望といえば、長崎の平和祈念像で知られる。

ちなみに、吉祥寺の井の頭自然文化園に彼の彫刻園(アトリエ、美術館)があり、長崎平和祈念像の原型がある。実際に見たことがある人ならわかるが、巨大だ。この大きな像を制作するために井の頭公園にアトリエをつくったそうだ。彫刻園の美術館には、この日蓮の小さな像もある。

なお、大堂の天井画の竜は、近くにアトリエをかまえていた日本画の巨匠 川端龍子(かわばた りゅうし/1885年~1966年)によるもの。大田区には川端龍子記念館もある。

仁王門にある像ではないが、池上本門寺にある仁王像のモデルは、若き日のアントニオ猪木がつとめた。この寺の墓所で、彼の師 力道山が眠っている。

P.S.

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