世界最大規模の書店街

神田神保町は、千代田区の神田にある。世界最大規模の古書店街(書店街)。古書店、新書店が軒を連ねている。本屋が並んでいる様は、動画でも確認できるだろう。

動画では、車の走る「靖国通り」沿いと、1本なかに入った「すずらん通り」を歩いている。どちらも通りの左側に書店が多い。これは、日差しで本がいたまないように、北向きに店舗を構えるためだという。

注)すずらん通りの街頭が、洒落ている。

実は、神田神保町は、動画にあるよりももっと広範囲だ。映像に映っているのは、私が個人的によく行っていた場所になる。

大型書店は、三省堂、書泉グランデなど。その他、専門性の高い古書店が多い。私は、アート系の書籍を扱う小宮山書店が好きだ。

なお、御茶ノ水の楽器店街からも近い。こういった趣味のある人にとっては、たまらなく魅力的な街なのだ。

司馬遼太郎、古書を買い占める

神田神保町と言えば、こんなエピソードをつい思い出してしまう。歴史小説家 司馬遼太郎は、執筆前に膨大な資料収集を行った。そうすると、題材に関する書籍が神田神保町から消えてしまうという「伝説」だ。

おそらくトラックで、大阪まで運ばれたのだろうか。大阪には、自宅の隣に建てられた司馬遼太郎記念館がある。高くそびえるような書架に、蔵書2万冊が展示されている。

神田神保町のカルチャーから刺激を受けよ

神田神保町のカルチャーから刺激を受けよ

個人的な話になる。私は、WEBなどのデジタルコンテンツ制作会社に勤めていた。この会社は、ベンチャー企業。社員がどんどん増えていった。オフィスも次々に引越した。神田神保町に移転した際、取締役に「なぜココなのか?」という質問をしたことがある。

ちょっと説明が必要だ。この頃、IT系のベンチャーは渋谷に多くあった。「シリコンバレー」になぞらえて「ビットバレー」などの呼び名もある。ちなみに、その名の由来は、ビットはデジタル情報の単位で、ビター(渋)な谷だから。

「なぜココなのか?」その答えは、こうだ。

「クリエイターにとって刺激的な街だから」つまりこういうことだろう。「社員は、神田神保町にあるカルチャーに触れて、刺激を受けよ」

この会社は、のちに上場し、大きな会社になった。

珈琲店も多い

珈琲店も多い

会社は、御茶ノ水から神田神保町に引っ越した。当然、この辺りで昼食や夕食をとることになる。

コーヒーも好きなので、珈琲店にも通った。映像に映っている、以前からある珈琲店にも、もちろん行っている。

  • ミロンガ:「コーヒーと世界のビールとタンゴコレクション」 初めてでも入りやすいかと
  • ラドリオ:レトロな雰囲気、コーヒーを飲むことが非日常的な体験になるかもしれない
  • 自家焙煎珈琲 神田伯刺西爾(神田ぶらじる):地下に潜って、買った本とコーヒーを楽むにはいい
  • ギャラリー珈琲店 古瀬戸:ビル上階にあり、アート作品のギャラリーにもなっている
  • さぼうる:メトロ神保町駅入口近くで、動画でも行列している人気店、食事もできる

会社がまた引っ越しして、神田神保町から離れた。でも、私は休日に古書店街に来ることがあった。三島由紀夫澁澤龍彦埴谷雄高などの古書を探した。アンティークの本棚に、古書を並べていた。よく読んでいた岩波文庫の掘り出し物を探すのも楽しかった。

そして、その後は、珈琲店で本を広げる。神田神保町には、一人で行く。ここは、本と珈琲とともに、自分と向き合う街なのである。

P.S.

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